転職を希望する理由は人様々だ。
若い世代ならば、自身の興味のある職種に就きたいといった理由や、給与アップなどといった理由で転職活動をすることもあるだろう。
しかし、すべての世代が同じ転職理由を持っているわけではない。
とはいえ、転職理由は転職活動が成功するかどうかを左右する非常に重要なもだ。
たとえば、介護職は転職しやすい業界として知られているが、転職理由をうまく伝えることができなければ、転職は成功しない。
特に、これから体力が落ちてくるミドル世代の場合は、若い世代以上に、面接においては志望動機と同様に転職理由も注目されてしまうようだ。
ミドル世代で転職をしようとしている人に多いのは、キャリアアップや給与のアップをはじめ、人間関係の悩みや家庭の事情を理由にする人が多いと思うが、これをそのまま伝えてしまうとマイナスの印象になりかねない。
これは介護業界に限ったことではないが、様々な憶測を呼ぶので、できるだけプラスになるように伝える必要があるだろう。
また、志望動機については、それまでの自分の経験を踏まえつつ、介護職として意欲的に頑張る姿勢をアピールすることが大切だ。
そして、応募先事業所の経営理念に触れたり、採用された後に自分がどんな介護を目指したり、業界内でキャリアを磨いていきたいのかを伝えなければならない。
若い世代とは違ってミドル世代は社会経験が豊富なだけに、きちんとした自己PRができなければ、採用を勝ち取ることはできないのだ。